自分がうつになりまして。

うつ病になってしまった30代男のリアルな話を書いていきます。

その7~カウンセリング~

こんにちは、こんばんは。

 

前回の記事にて書いたように、私はコミュニケーションのことで悩んでいました

診察の際に、先生に悩みを話してみました。

すると、先生からカウンセラーの指導の下、アサーショントレーニングを受けてみてはどうか?と勧められました。

 

アサーションとは、「自分のことも、相手のことも大切にしながら、自己表現する方法」です。

(私は指導してもらっただけの専門知識ゼロの人なので、詳しく知りたい方は他のサイトや本で見ていただくといいと思います)

 

自己表現のタイプには3つあって、ざっくり書くと

タイプ1:自分の主張ばっかり通すタイプ

タイプ2:相手を気にして自分の主張ができないタイプ

タイプ3:うまく会話できてるタイプ

 

私の場合、相手のことを気にしすぎて、気持ちや意見を言えないという意味で、自己表現ができていないタイプ2が該当しました。

主張ができないだけではなくて、話し方が言い訳がましいとか、「話したところでどうせわかってもらえない」という諦めの気持ちが残ることもあるそうです。

 

はい、全部当てはまります(笑)

 

そんなわけで、こういった自己表現の仕方が改善されないと今後もコミュニケーションうまくできない
→またストレスをため込んでうつ再発

 

・・・なんて未来が容易に想像できたので、カウンセリングを受けてみることにしました。

最初は、カウンセリング代で金儲けするつもりじゃないか?といった考えもありました。私が通ってたクリニックでは、30分のカウンセリングで3,000円くらいかかるので、お財布には痛いですし。

でも、何度も再発して、そのたびに通院に薬にとお金をかけるよりはいいかな?ということで、それなら受けてみようという結論に達しました。

 

結果的にはカウンセリングを受けて気持ちは楽になりました

 

レーニングはいろいろやってもらったのですが、それだけではなくて

・カウンセラーに話を聴いてもらえたこと

否定されなかったこと

こちらのペースで、せかさず話をさせてもらえたこと

こういったことが大きかった気がします。

 

レーニングについては、うまく説明できるほど理解はできていないので、詳細な説明は省きますが、

「マインドフルネス」

「レーズンエクササイズ」

を教えてもらいました。

 

レーニングに共通してるのは、周りのことを、どんな小さなことでもいいから気づくということですかね。

 

静かだと思っていた外から、虫やカエルの鳴き声が聞こえるな~とか。

家の庭に赤い花が咲いてるな~とか。

マクドナルドの看板が新しくなったな~とか。

 

最初は自分の外側のことに気付けるようになって、慣れてきたら自分の内側、感情や考えに意識を向けていけるようになる・・・そうです。

感覚的な話だし、自信をもってなるとはいえないんですが(汗)

 

 

話をカウンセリングに戻して、一番の収穫は自分の気持ちに気づけたことでしたね。

 

カウンセリングでは、前回の通院からそれまでの間に起きた心の変化について尋ねられて、「そのときどういう気持ちだったか」を確認されます。

最初は苦しいです。

自分の中で気持ちや感情を制限するというか、何も感じなくなっていたり、感じたけれどすぐ忘れていたり、どこか麻痺したような状態になっていたので。

 

いつも、なんとなく返事はしていましたが、でも、モヤモヤした感じがしていました。

答えていることは嘘じゃないんだけど、本質をついていない。

本当に伝えたいことはそんなことじゃない。でもわからない。

 

自分の内側に目を向けるって、すごく難しいですね。

数ヵ月もの間、ずーーっとこんなモヤモヤが続いていました。

でも、ようやくピンとくる答えが見つかりました。

 

私は、普通になりたかったんです。

 

普通に会話ができる。

普通に遊べる交友関係が築ける。

普通の人生を歩める。

 

周りが「当たり前」にできていることを、自分もできるようになりたい。

ただ、それだけだったんです。

 

気づくまで、すごく時間がかかりました。

気づかせてくれたカウンセラーの先生には、とても感謝しています。

 

 

その8につづく