自分がうつになりまして。

うつ病になってしまった30代男のリアルな話を書いていきます。

その8~そして復職へ…~

こんにちは、こんばんは。

 

だんだん暖かい日が増えてきましたねえ。

てか暑いわ。

 

気温で情緒が不安定な今日この頃ですが、今回の話いってみたいと思います。

 

半年以上に及ぶ通院を経て、復職するに至ったわけですが、

復職するにあたってどういう問題があったのか

復職に至るまでの話を書いていきたいと思います。

 

休職して体は休められたけど、心は意外と休まらない、そんな期間もあった。

けれど、図書館で過ごしたりカウンセリングを受けたりするうちに徐々に回復し、いよいよ復職の話がでるまでになりました。

 

ここで問題になるのは、急に無理をすると再発の恐れがあるということ。

だから、復職しても、最低半年は経過観察中という形で、負荷は極力減らした形で過ごさせてもらうのがいいとのことでした。

リハビリ期間みたいなものですかね。

 

そうはいっても会社もボランティア集団ではないので、落としどころが難しい部分もあるとは思います。

そのため、復職については基本的には会社で定めた復職規定によるようです。会社の規定はそれぞれ違って、例えばこんなのがあるみたいです。

 

・ケース1

復職したその日から完全にフルタイムで戻ってもらう(休職前と同じ働き方)

 

・ケース2

最初は週3日、半日ずつ会社に行って、徐々に時間を増やしていく。その間は仕事はさせない代わりに給料も出ず、傷病手当でまかなう。週5日フルで会社にいられるようになったら、復職扱いにする

 

・ケース3

最初は週3日、半日ずつ会社に行って、徐々に時間を増やしていく。その間も仕事はするが、負担にならない程度の量をこなしてもらう。もちろん働いた分は給料が出る。会社に行っていない日については、傷病手当でまかなう。

 

私の場合は、ケース3のやり方で復職しました。

勤めている会社の規模が大きくないため、そういった規定がきちんと作られておらず(それもどうかという話ですが)、医者のアドバイスに従った復職の仕方をしようということになったためです。

社長も「一番やりやすい形で復職してもらってかまわない」と仰ってくれたので、無理なく戻ることができました。

 

このように、復職そのものはスムーズに進んだのですが、復職するまでがちょっとしんどかったです(汗)

復職となれば「いつから復帰するか」という日取りを決めないといけないわけですが、これに関しては医者も会社もどっちもボールを持ってくれなかったんです。

 

会社は医者が判断するものなのだから、医者に決めてもらうもの、という立場

医者は会社の規定に従うものなのだから、会社との話し合いで決めるもの、という立場

 

両者とも相手に決めてもらおうとしようとしてたんですね(汗)

どっちの言い分も分かります。

 

会社からしたら、医者が「この人は休職が 必要だから休ませてください」と診断書を書いたから、それを根拠に休職が必要と判断して休ませたわけです。

だったら、復帰するときも「この人はもう働いて大丈夫なので復帰していいですよ」と診断してほしいというのはもっともな主張です。

 

医者からしたら、復職は会社の規定に従うべしと思っているので、詳細な日取りまで医者が口を出すのではなくて、会社と話し合って決めなさいと考えているわけです。

再発防止の観点からみても、メンタルに影響するのは復帰してからどういう働き方をするかであって、いつ復帰するかは関係ないですからね。

 

わかるんです。

わかるんですけど、メンタルをやられて休職した私が、間に挟まれてる状況はやめてほしかった(笑)

 

結局、こんな感じで解決しました。

 

①医者とのトーク

私:復帰日を決めるにあたって、2週間後くらいをめどに会社と話をしたいと思っている。そのくらいであれば、復帰しても大丈夫そうか?」

医者:大丈夫。

私:では、会社と復帰日を決めるので、決まったら診断書を書いてほしい。

医者:了解。

 

②会社とのトーク

私:医者と話して、2週間後くらいから復帰の許可をもらっている。そのあたりで調整したい。

会社:それなら、〇月〇日にしようか。

私:わかりました。その日付で復職許可の診断書を書いてもらいます。

会社:了解。

 

③医者とのトーク

私:会社と話して、復帰は〇月〇日に決まりました。復職許可の診断書を書いてもらえますか?

医者:了解。いちおう、無理させられないように、「働くのは週3日、1日4時間までにしてね」って書いとくね。

 

すげーめんどくさかった(笑)

日取りさえ決まっちゃえば、あとはもう何の弊害もなく、スムーズに進みました。

問題になったのは、これくらいでした。

 

 

復職しても、しばらくは大したことはできず、給料泥棒みたいな過ごし方をしていましたが、それでも居場所があるって安心するものですね。

私が不在の間、留守を守ってくれていた人たちに感謝しつつ、少しずつ恩返ししていこうと思いました。

 

その9へつづく。