その6~コミュニケーションの悩み~
こんにちは、こんばんは。
今回は、昔からずっと悩んでいるコミュニケーションの話をしたいと思います。
初診時に受けたストレスチェックの判定でも出ていたし、実際今まで生きていて何度も感じていたことですが、私はコミュニケーションが苦手で、コミュニケーションのことで悩んだり後悔したりしてストレスを感じたことが何度もあります。
悩みだしたのは高校時代からだったと思います。
学生時代、私は交友関係を築けず、ほとんどの時間を一人で過ごしていました。
一人でいると、自然と周りを観察するようになります。
会話を聞いていると、周りはみんな自然に会話をしていることに気づきました。
私が誰かと会話をするとき、こんなことを考えてしまっています。
・なにか変なこと言ってしまってないかな?
・相手の発言に対して、自分はなんと答えたほうがいいんだろう?
その結果、不自然な会話になってしまって、あとで「あのときこう言えばよかった」と後悔してしまうのが癖になっていました。
こういったコミュニケーションの問題は、人間関係にも影響します。
会話にならない人は相手にしてもらえないし、自分から声をかけようにも、何と言って声をかけたらいいかわからない。
大人になっても改善せず、人間関係に悩み続けた結果、ストレスが蓄積されていき、そんな中での過剰労働と精神的にくる出来事が重なって、ついにうつ病になってしまったんですね。
うつ病になったトリガーは職場なのは間違いないけれど、そもそもの根源をたどると、コミュニケーションに問題があるんじゃないか。
そう考えるようになりました。
そこで、クリニックの先生の勧めもあって、心理士によるカウンセリングも一緒に行うことになります。
その話は次回することにして、今回はこの辺で終わりたいと思います。
その7につづく。
その5~休職中の生活②~
こんにちは、こんばんは。
前回に引き続き、休職中どういう生活をしていたかを書いていこうと思います。
前回は休職して最初の1~2ヵ月くらいの話で、今回はその後の話になります。
①貯金が減っていく
休職したあとも定期券は払い戻ししていなかったので、しばらくは定期券を使って電車移動できていました。
しかし、とうとう定期券が切れてしまいました。
その状態になっても、私は家ではなく外にいる選択をしました。
普通に電車賃をはらって、移動して、ネカフェとかに行ってました。
気づくと、貯金がガンガン減ってました。当然ですよね汗
でも、ネカフェ代なんて、まだかわいいものなんです。どこにお金かかってたかというと、電車代です。
JRならせいぜい数百円で済むだろうけど、田舎のローカル線の運賃ってべらぼーに高いんですよ、ほんと。
片道だけで1,000円超えちゃったり。
毎日数千円単位で使ってたら、そりゃ貯金なくなっていきますわ。
さすがに、こんな生活は続けられないな・・・と思うようになりました。
②すばらしき図書館
そんな私に救いの手を差し伸べてくれたのが、図書館でした。
もともと、医者からも「ずっと家にいるんじゃなくて、短い時間でもいいから外を散歩して、できれば図書館で少しの間過ごしてもらえるといい」と言われていました。
(家にはずっといなかったんですが笑)
普段は行く機会がないし、子供と老人が集まる場所みたいなイメージがあったので、最初はあまり気が向かなかったのですが、行ってみることにしました。
幸い、自宅の近所に図書館があって、移動費をかけずに行くことができました。
行ってみたら・・・なんということでしょう。
オアシスではないですか!!
何が素晴らしいかを箇条書きしてみます。
・温度管理がされている!!!
・(当然だが)本がたくさんある!!!
・(場所によるが)飲食スペースも用意されている!!!
・無料で利用できる!!!
私がうつ病真っ盛りになったのは夏なので、外でぼーっとしてたら汗だくになるだけじゃ済みません。
(自分が死ぬだけなら気にしませんが、自分が死んで腐敗した遺体を見つけて処理する人のことを考えたらいたたまれない・・・)
だから、屋内で過ごす必要がありますが、屋内で過ごそうと思ったら、どうしたってお金がかかります。
ショッピングモールならベンチがたくさん置いてありますが、ずっと占領するわけにもいかないし、人目もありますし。
図書館はそんな悩みをすべて解決してくれる場所だったのです。
夏は涼しくて、冬は暖かい。
何時間過ごしても構わないし、お金もかからない。
本がたくさん置いてあって、暇になることがない。ずっと座っていられる。
ネカフェで漫画を読んでいたときは、突然飽きがきたんですが、不思議なことに活字本だと飽きがこない(笑)
お腹がすいたら、飲食スペースに移動して食べられるので、何か持参していけば外に出る必要もない。
精神は病んでいてもお腹はすくんですね(汗)
静かな図書館のなかで、お腹が鳴って恥ずかしい思いをしなくてよかったです(笑)
図書館で過ごすようになって、40冊以上は読みましたね。
学生のときより読みました(笑)
図書館の素晴らしさを知ってからというもの、復職までの間、図書館で1日過ごすことになります。
本当にお世話になりました。
そのとき置いてあった全巻を読んだ「心霊探偵八雲」の最新刊が待ち遠しいです。
その6に続く。
その4~休職中の生活①~
こんにちは、こんばんは。
今回はうつ病になって休職してる間、どういう生活をしていたかを書こうと思います。
①休職中は家にいなかった
うつ病を経験した大勢の人は、「ん?!」と思いましたよね(汗)
だって、休職したら大体の人は家に引きこもりそうなものだもん。
まず、私は実家暮らしです。
以前は一人暮らししていたのですが、両親が高齢で、お世辞にも裕福ではないため、一緒に暮らして生活費を私の給料から賄うことにしたためです。
ちなみに住まいは田舎で、職場は東京。
毎日1時間半かけて通ってました。毎日旅行しているような気分ですね。
さて、普段東京まで出稼ぎ(表現が古い)に行っている息子が、突然家にいるようになったら、どうしたどうしたとなりますね。
体調崩して休職中だと言えればよかったのですが、言えませんでした。
実は、休職前、ボロボロになりながら必死で仕事をしていたとき、腹痛などの症状が現れていました。でも、親には言えませんでした。
親の前では、いつも通りの姿を無理に演じて、いつも通り生活していました。
親に心配かけたくなかったとか、綺麗ごとは言いません。
昔者だから精神疾患に理解がないと思っているからです。
つまり、信用していなかったからです。
親との関係性については、いつかどこかで触れるとして、話を進めます。
精神は蝕まれいても、体が動かないわけではなかったので、出歩くぐらいはできました。休職しても、いつもと同じように起きて、いつもと同じ電車に乗って、地元から離れていました。
家と会社の間くらいにある、そこそこ栄えていて田舎じゃないけど、都会でもないような街の駅で降りて、ふらふらしていました。
ちょうど夏の時期で、8時間以上外にいるわけにもいかないし、かといってカフェにずっといるのもしんどい。
私はネットカフェにいりびたるようになりました。
平日限定の、最大10時間くらいいられる定額プランがあって、それを利用していました。
お金はかかるけれど、それまでの貯金があったし、しばらくは定期券が使えたし、傷病手当ももらえたので、こんな生活ができたんですね。
※傷病手当は休職中の生活を守るためのものであって、遊ぶためのものではないのは重々承知しています
②苦痛な自由時間
何もしなくてよくなった。
でもそれは、何もすることがなくなったということ。
自分の存在価値は、どこにあるんだろう。
仕事をしていたときは、ストレスで不調が現れていました。
休職して、その症状はなくなりました。
でも、ネガティブな思考は、休職前よりひどくなりました。
休職してしばらくは、これまで頑張ったご褒美くらいに考えて、漫画を読んだり、ゲームをして過ごしていました。
でも、飽きるんです。
まだまだ読んでない漫画はたくさんある。
ゲームだって、やったことがないものを買えば、RPGなら100時間くらいやれる。中古で安く買えば、出費もいたくない。
でも、そんな気にならなかった。
医者は「今は休むのが仕事だ」と言う。
自分も、自分にそう言い聞かせて、好きなだけ遊んだ。よく寝た。
むなしかったです。
消費するだけしかできない、役立たずなんだって思いました。
何度も死にたいって思いました。
仕事をしても、病む。
仕事をしなくても、病む。
・・・思考回路が悪循環の毎日でした。つらかったです。
会社から逃げ出し、親を欺き、自由な時間を手にしたくせに。
生まれてきたことが間違いだったんだ。
消えたい、消えたい、消えたい。
自分を否定する考えでいっぱいでした。
今回はすごくネガティブな話ばかりになってしまいました。
ですが、これがその時感じていた正直な気持ちです。
その5につづく。
その3~いざ行かんメンタルクリニック~
こんにちは、こんばんは。
うつ病になっちゃったからには、医者にかからねば仕方ありませんということで、今回は、メンタルクリニックに受診した話をしようと思います。
①受診・初回
私が行ったところだけかもしれないですが、基本的には事前予約が必要で、突然クリニックにいっても受け付けてくれない可能性があります。
うつは「こころの風邪」とは言いますが、風邪を引いたときみたいに突然行っても対応してはもらえないみたいです。予約してから行きましょう。
初回受診では、こんなことをやりました。
・医者の診察
・質問用紙記入(4択から当てはまるものを1つ答えるやつ)
・木の絵を描く
・血液検査
医者の診察では、内科と同じで何があったか、どういう症状が出ているかを聞かれます。症状によって、先生が何の薬を処方するかを決めます。眠れてるなら、睡眠導入剤を処方する必要ないですもんね。
診察が終わった後、受付の人がやってきて、何枚か紙を渡されました。
質問項目がびっしり載った質問用紙と、白紙の紙が1枚。
白紙の紙の方には、「木の絵を描いてください」とだけ言われて絵を描きます。海外の犯罪捜査ドキュメンタリーとかで、犯人に絵を描かせるシーンありますもんね。心理学に基づいたチェックをしてるんだと思います。
最後に、血液検査。内臓(肝臓だか腎臓だか忘れたけど)が悪いと、場合によっては薬を処方できないらしい。
それらのことをやって、ようやく終了。清算と次回予約をして帰ると。
②受診・2回目
初診から1週間後、2回目の受診をしました。
問診で、初診のときのアンケートや木の絵、血液検査の結果を聞きました。あとはまあ、1週間で大きく何かが変わるわけもなく、引き続き様子を見ましょうということで先生からの話は終わったと思います。
逆に私の方から先生にお願いをして、診断書を書いてもらいました。
この時にはもう休職するということで話が進んでいましたが、念のためドクターが休職の必要性を認めたという証拠を渡したかったためです。
診断書はその日のうちに書いてもらい(別料金です)、受付で受け取りました。
血液検査の結果は問題なかったので、この日から薬を処方してもらうことに。
もちろん薬をもらうのは薬局なので、別途薬代がかかります。
あとは、2週間おきに受診という感じでした。
③受診・何回目だか忘れた
何回か通ったあと、先生から心理カウンセラーによるカウンセリングを進められました。
私はストレスチェックにおいて、対人コミュニケーションで強いストレスを感じるという判定が出ていて、これを放置しておくと、たとえ改善したとしても、社会復帰したらまた同じことが繰り返される可能性が大きいとの判断でした。
私自身、コミュニケーションについては悩みを抱えていたこともあり、次回から診察に加えてカウンセリングも行うことにしました。
30分で3000円超えるから痛い出費だけども汗
※カウンセリングは保険適応外
かくして、私が生まれ変わるための闘いの日々が幕を開けたのである(大げさ)
今回の話はここまで。
その4につづく。
その2~自分が壊れた日~
こんにちは、こんばんは。